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Q&A 11

質問11

浄土宗
念仏の称(とな)え方を教えて下さい。
〈回答 11〉 主な称え方は二通りです。
まず、「十念」といって、十回のお念仏を称える方法です。
初めに、「ナムアミダブ」と八回称えます。
「ナムアミダブ ナムアミダブ ナムアミダブ ナムアミダブ
ナムアミダブ ナムアミダブ ナムアミダブ ナムアミダブ」
ここで息継ぎをして、一回だけ「ナムアミダブツ」と、「ツ」を加えます。
十回目は「ナームアミダブー」と、ゆっくりめに称えて終ります。初めの八回で息が続かないときは、四回、四回と区切って息継ぎをします。
これが十念です。

次に念仏一会(ねんぶついちえ)といって、数をたくさん重ねて称える方法です。
「ナームアーミダーブナームアーミダーブナームアーミダーブナームアーミダーブ... ...」
と、木魚に合わせて(木魚があれば、ですが)リズミカルに称えます。ではどのくらい称えるか——全体の数を決めたり、時間を決めておいたほうがやりやすいでしょう。たとえば朝三百回、夕に二百回。あるいは朝夕五分間ずつでも結構なことです。十分間ずつならなお結構。日々の継続が大事です。
そしてお念仏は、真実の心で称えよ、深く信ずる心で称えよ、そして強く極楽往生を願う心で称えよ、と教えられています。
十念、念仏一会ともに、すぐに慣れて簡単にできます。簡単にでき、しかもそこには「万徳所帰」といって、すべての徳が含まれています。思い立ったが吉日、朝夕の十念からでもいいですから、早速はじめてみましょう。

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