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Q&A 26

質問26

住職のこと
笠原さんはお寺の出身ですか?
〈回答 26〉 違います。父はサラリーマンで、親戚にもお寺はありません。
学生の時分から仏教には関心を持っていました。三十歳の頃、転機がありまして、「そうだ、僧侶になろう」と思いました。せっかく仏教の伝統があるこの国に生まれたのですから、ただ本で仏教を学ぶ、というのでなく、その伝統の世界に身を置いてみたい、と思ったのです。それと、「死」というものを頭で考えるばかりではなく、実際に、身近に感じながら生きていきたい、ということもありました。
まず初めに、菩提寺のご住職に弟子入りしました。もう少し詳しく言いますと、「僧侶になりたい」とまず相談に行ったのです。最初に言われたのは、「やめておきなさい。」 そして、「仏教に興味があるのなら、学校の先生になりなさい。年齢的にはまだ教職の資格を取ることができるでしょう。」 そのとき言われたのは、若い人たちに宗教的な教育を施すことが急務である、ということでした。
それももっともなことでしたが、私は学校の先生になるつもりはありませんでしたから、「いえ、職業として僧侶になりたい」と、頑固にねばったわけです。その結果やっとご理解を頂き、「じゃあこの寺に籍を置いて、始めてごらん。佛教大学の通信課程に入るといい」ということになり、現在に到っています。

(ご関心がおありでしたら、質問 5「どうすればお坊さんになれますか?」の回答もご覧下さい。)

H19.8.1 追記:この質問に関連して、「僧侶になりたい、あるいは僧侶になるにはどうすればよいか、とお考えの方へ」というページを新設しました。こちらもご覧下さい)