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Q&A 31

質問31

一般の相談
飼っていた犬が死んでしまいました。ペット霊園に納骨し、合同供養にも出席しているのですが、なかなか立ち直れません。動物でも仏教的に救われるのでしょうか?
〈回答 31〉 救われます。というのは、阿弥陀仏の救いの対象は、人間ばかりではないからです。
お釈迦さまの教え(『無量寿経』)の中に、こうあります。
「もし動物の世界で苦しんでいても、この(阿弥陀仏の)光明を見れば、みな休息することができ、苦しみもなくなる。命が終ってから皆、解脱をこうむる」
仏教では、動物も人間も本質的な違いはありません。たまたま動物の形を取っているだけ、たまたま人間の形を取っているだけです。動物の方が意識レベルは低いかもしれません。人間の方が高いレベルで思索し、創造的な活動をするかもしれません。しかし、その違いは量的なものです。質的なものではありません。そして、
「阿弥陀仏の光明を見れば、みな休息することができ、苦しみもなくなる。命が終ってから皆、解脱をこうむる」
解脱(げだつ)というのは、さとりを得ることと同じです。つまり、動物や人間など、いろいろな形を取りながら生まれ変わり、死に変わって流浪の旅を続けることに終止符を打つ、ということです。それは最高の可能性であり、存在の最も美しい開花です。
ですから、あなたの犬のことは心配いりません。お念仏を回向すれば充分です。それよりも、可愛がっていらした犬に負けないように、あなた自身の解脱——最高の可能性、あなた自身の開花を追求してください。