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Q&A 88

質問88

仏事一般
五輪塔の上の部分の文字についてです。いろいろ本を読んだところ、浄土宗は上から南無阿弥陀仏を刻むと書いていたり、梵字で4面刻むとか正面だけ梵字を刻むとかありました。墓地で見たところ、南無阿弥陀仏と刻んであるものは無く、みな梵字でした。梵字も、正面だけのものと、4面刻んであるものとありました。どちらでも良いのでしょうか?
〈回答 88〉 五輪塔といいますと、ふつう石塔のことです。ご質問に「五輪塔の上の部分の文字」とありますから、おそらく五輪塔を木で表わした塔婆(卒塔婆)のことをおっしゃっているのだと思います。
五輪塔も塔婆も本来、大日如来のお心を表わすものです。地・水・火・風・空の五大(万物を構成する5つの要素)を、方形、球形等の5種類の形で表現します。塔婆にも同様に、五大のそれぞれを表わす梵字を書くのが本来の形です。
しかし、浄土宗のご本尊は大日如来ではなく阿弥陀仏。それで「南無阿弥陀仏」と書かれるご住職もおられます。
塔婆本来の意義からすると梵字を書くのが正当、いっぽう浄土宗の教えからいえば「南無阿弥陀仏」と書くべき、ということになりましょうか。どちらを選ぶかはご住職の考え方次第だと思います。私自身は梵字を書いています。
また、角塔婆に梵字を書くときは、地・水・火・風・空を表わす梵字を4面に書きますが、1面1面少しずつ違えた梵字にする、と私自身は教わりました。ただ、正面だけに書く場合もあるようですね。このあたりもご住職のお考えや、あるいは各お寺に伝わるやり方によるようです。

ひとこと■ この質問の方が言われている五輪塔というのは、お墓の事を言っているのではないでしょうか? 私のところの墓地にも五輪塔型のお墓がありますけれど…。
 上のQ&Aをごらんになった方がコメントを下さいました。ご指摘、ありがとうございました。
 回答にも書きましたように、ご質問に「五輪塔の上の部分の文字」とあったこと、そして五輪塔の墓石に「南無阿弥陀仏」と刻んであるものを見たことがないことから、「これは卒塔婆のことだろう」と思ってお答えしました。
 ご質問を下さった方、もし違っているようでしたら再度ご連絡下さい。