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Q&A 105

質問105

仏教
仏滅にお墓を建ててはいけないのですか? 仏滅は宗教となにか関係があるのでしょうか。個人的にはただの占いみたいなものととらえていますが、やはりお寺の行事や法事とか棟上げとかは仏滅は避けるのですか?
〈回答 105〉「仏滅」等をさだめている六曜は、もともと中国が発祥です。日本で日の吉凶を見るものとして良く使われるようになったのは、わりに最近のことです。
六曜によれば、仏滅は「仏も滅亡するほどの最悪の日」の意味で、大凶とされています。「仏事以外はすべて凶」または「祝い事にも仏事にも凶」などと言われております。しかし、これにはもちろん、仏教的な根拠はまったくありません。
また「仏滅」といいますと、「仏滅後○○年に…」というような言い方でお釈迦さまが亡くなられた時を示すことがありますが、六曜の仏滅はこれとも無関係です。

というわけで、お寺では仏滅をまったく気にしませんが、友引の影響は受けます。友引の日を休みにしている火葬場が多いからです。火葬場が休みですと、葬儀式ができないことになります。(通夜式や、年回の法事などは友引の日であっても問題ありません) つまり、仏滅や友引を気にしてその日を避けるのは、お寺の側ではなく、一般社会の側、というわけです。
地球は一年365日かかって太陽の周りを一周巡ります。その365回転のひとつひとつを「仏滅だ」「大安だ」「友引だ」とか言っているわけです。おかしなものですね。きっと、幸せや無事を願う人の心(「欲望」といってもよいですね)が、「日の吉凶」を求める、ということなのでしょう。そういった点では、おっしゃるようにまさに占いのようなものです。

「わが徒は、アタルヴァ・ヴェーダの呪法と夢占いと観相と星占いを行なってはならない。」(『スッタニパータ』927)
お釈迦さまは、このように占いを禁じておられます。
占いは、心を静める役には立ちません。それがこのように禁じられる理由です。