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Q&A 121

質問121

一般の相談
お葬式をなるべく手作りで、自分たちが主体となってできないものでしょうか?
〈回答 121〉 それは可能だと思います。そのためにはまず、現行のご葬儀がどのように行われているのかを知ることが大切です。
ご葬儀と一口に言いましても、それはいろいろな内容を含んでいます。
第一に、それは宗教儀礼です。僧侶や神主などの宗教者が関わることになり、高価であるか簡素であるかは別として、祭壇や仏具などの設備が使われ、花や供物を供えます。
第二に、葬儀は故人との別れの場です。その際、焼香や玉串奉奠・献花・弔辞などの形式を取りますので、その準備が必要です。
第三に、葬儀は故人のご遺体を荼毘に付す儀式です。棺・骨壷・火葬許可の手続き・火葬の手配・霊柩車の手配が必要です。
このほか、遺影(写真)の準備、場所—葬儀をどこで行なうのか、火葬場への移動をどうするか、通夜振る舞いや精進落とし(会食)をどうするか、などを考えなければなりません。
地域によっては町会が葬儀を仕切ることもありますが、大都市圏ではほとんどの場合、葬儀社がこれらの手配を行ないます。ご遺族はある意味でたいへん楽ですが、一方で「葬儀屋さんのペースで全てが進んでしまう」という印象も生じることになります。何せ限られた時間の中で多くのことを決め、行なっていかなければならないわけですから、葬儀屋さんの考える枠内でことが進むのも無理からぬことです。
また、同じような流れで行われた葬儀でも、葬儀社の担当者がどれほど親身に相談に乗ってくれたかによって大きく印象が変わってきます。つまり、特別なことをしないごく普通のご葬儀であっても、「主体的に関わることができた」と思えることもあります。
冒頭に書きましたように、「自分たちが主体となって葬儀を出す」ことは可能ですが、そのためには前もって心構えをして、これらのこまごまとしたことを各々どうしてゆくのかを考えておく必要があるのではないでしょうか。
葬儀のどの部分で主体性を発揮したいのか。どの部分を葬儀社に任せるのか—。
また、事前相談に応じてくれる葬儀社も多いので、親身になってくれるところを探されたら良いでしょう。