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Q&A 163

質問163

浄土宗
嫁いだ家は浄土宗です。お盆に、伏盤(金属音がしました)のようなものを叩きながら西国33ヶ所巡礼の歌のようなものを唱えて、最後にお経を読んでいたようでした。これはどういう意味でしょうか。どうして阿弥陀様ではなく観音様を拝むのでしょうか。いろいろな方に聞いてみたのですが、「毎年してるから..」という答えでした。意味が分からないのに唱えてるのも疑問ですが... これから、後々の事を考えても心から唱えてゆきたいと思いますので、意味を教えていただけるでしょうか?
〈回答 163〉 それは、お盆の棚経(たなぎょう:お寺さんがみえて読むお経)でしょうか。あるいはご家族で読むのでしょうか。
棚経ですと、宗訂(浄土宗で定められたもの)のお経があり、そこにはご詠歌や和讃は入っておりません。しかし、どこでも宗訂どおりのお経が読まれているわけでもありません。お寺、また地域によって独特のものが読まれている可能性があります。
一般に、お盆の行事は「宗派による違い」よりも「地域差」のほうが大きいといえましょう。お盆の期間や、お供え物などに地域それぞれの特色があるのと同じように、お経もそちらの地域独特のものが読まれているのでしょう。
また、ご家族で読まれる場合、こうも考えられます。ご先祖に熱心な観音信仰の方がおられ、以後「その方に倣って」読まれているのかもしれません。
観音さまは、弥陀三尊の脇侍として浄土宗でも祀られます。また、お経の中に観音さまを讚えるお経も出てきます。ご承知のように浄土宗では阿弥陀さま、お念仏が中心であり、お念仏だけで救いを頂けますが、観音さまを礼拝することもまた結構なことだと思います。