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Q&A 169

質問169

修行
 お尋ねいたします。
私はお寺の出身ではないのですが、結婚を機に浄土宗のお寺を継ぐことになり、そのために僧侶の資格を取ることにいたしました。両親も私の決断を尊重してくれておりました。
しかし最近になって、私の名前は漢字で3文字なので、名前を変えなくてはいけない、という話を聞きました。これにはさすがに両親も「一所懸命考えて、思いをこめて付けた名前を、変えて欲しくない」と言って、反対しています。今まで、心配しながらも私のことを応援してくれた両親だっただけに、余計に思いが伝わってきました。
そこでお聞きしたいのですが、お坊さんになるにあたり、名前を変えなくても済む方法はないのでしょうか?
〈回答 169〉 「お坊さんになるにあたり、名前を変えなくても済む方法はないのでしょうか?」
将来お寺の住職になられるのであれば、少なくともその時点で僧名(僧としてふさわしい漢字2文字)と戸籍名が一致している必要があります。ということは、やはり名前を変えなくてはなりません。
仏門に入門するということには色々な要素がありますが、その一つは、仏弟子としての名前を師僧から頂戴することです。仏弟子として新しい生き方を始めるにあたり、それまでの世俗の生き方を代表する「自分の名前」を改めるわけです。
将来お寺を継いだとき、あなたも檀家さんのご葬儀を勤めるようになるでしょう。そのときには、亡くなった方に対して、今度はあなたが仏弟子としてのお名前(お戒名)を授ける立場になります。そこまで考える必要があると思います。

また私としては、ご両親を説得したいくらいの気持ちです。
「仏門に入るというのは、たいそう価値のあること。ご両親は誇りとすべきことです。僧侶である息子をもてる親は、そうそういません。このご縁に深く感謝する日がいつかきっと来るでしょう。その功徳に比べれば、あなた方がつけられた名前を変えることなど何でしょう」と。

あなたの意にそぐわない答えになったかもしれません。が、名前は変えてもいずれは慣れてくるもの。また改名する時点で、それなりの心構えも出来てくるでしょう。ご両親にご理解頂けるよう、根気よく努力を続けて下さい。

H19.8.1 追記:この質問に関連して、「僧侶になりたい、あるいは僧侶になるにはどうすればよいか、とお考えの方へ」というページを新設しました。こちらもご覧下さい)