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Q&A 187

質問187

浄土宗
 「右繞三匝(うにょうさんぞう)」についてお尋ねします。
インターネットなどでは「仏さまの周りを右回りに3度回ること」といった解説を見かけます。この場合の右回りとは、時計回りのことでしょうか? 仏さまを見ながら自分が右に進むと、反時計回りになるため、本来左回りが正しいようにも思いますが。
先日、鎌倉の大仏さまにお参りした折りにも、御僧侶が「南無阿弥陀仏」や「四誓偈」を唱えながら大仏さまの周りを回っておられるのをお見かけいたしましたが、反時計回りであったように思います。

また、浄土宗でも、阿弥陀さまに対して、「右繞三匝」ということを行うのでしょうか?
〈回答 187〉 「右繞(右遶)三匝」は、インドに由来する礼拝の方法です。礼拝の対象に右肩(右を浄、左を不浄とします)を向けて、三周回ります。つまり、上から見たときに右回り(時計回り)になるように歩みます。
鎌倉の大仏さまについては確言できませんが、おそらくこの回り方だと思います。

浄土宗でも、法要儀式中に行うことがあります。たとえば、灌仏会(花まつり)の差定(さじょう─式次第のこと)には、「花御堂を右繞三匝し、」と記されています。日常的には(朝夕の勤行や年回法要では)行いません。
(ご本尊さまのうしろ側が、通り抜けられる構造になっていないと行うことができません。ちなみに当庵の本堂もそのような構造にはなっておりません。)