QA目次へ

Q&A 12

質問12

仏事一般
塔婆(とうば)にはどういう意味があるのですか?
〈回答 12〉 お釈迦さまが亡くなられた後、弟子たちはその遺骨を分骨しました。そして仏塔を建てて遺骨を納め、礼拝の対象にします。この塔(ストゥーパ)は、やがて三重、五重などの形になっていきます。日本では「ストゥーパ」が「卒塔婆(そとうば)」と呼ばれ、五重の塔や五輪塔の墓標、板塔婆が作られるようになりました。「塔婆」「卒塔婆」といえば、今はこの板塔婆を指すことが多く、故人の追善供養のために建てられます。ご法事のときに建てる卒塔婆のルーツは、お釈迦さまの遺骨を供養した故事にさかのぼるというわけです。
板塔婆には、刻みが入っていて、下から地・水・火・風・空(万物を構成する五大要素)を表わします。

ご寄付のページへ