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林海庵のサイトへようこそ!

林海庵(りんかいあん)は浄土宗の小さなお寺です  心安らぐ家庭的な空間です  仏事相談・心の悩み相談などお気軽に...

⚠ 林海庵にお問い合せやメールを下さる方/下さった方へのお知らせ

笠原 泰淳

■お知らせや日々のこと
月例行事のご案内〜1月 📌New!

準備など詳細(クリックして下さい)

  • 修正会(しゅしょうえ)
    日 時:令和7年1月1日(水) 午後2時から40分程度(会費なし)
    🎍 お正月のおつとめです。どうぞ初詣にお参り下さい(ノンアルコール甘酒のおふるまいもあります)
  • 写経会(おぜんざいあり)
    日 時:1月8日(水) 午後2時から3時半頃まで(会費500円)
  • 楽しいお念仏の会〜御忌会(ぎょきえ)
    日 時:1月25日(土) 午後2時から3時半頃まで(会費500円)
  • Live OTSUTOME on zoom
    [A] 日 時:1月26日(日) 午後5時から45分程度
    [B] 日 時:1月27日(月) 午前8時から45分程度
    🎍 zoomを使ったオンラインのおつとめです。詳細は上の「準備など詳細」をクリックしてご覧下さい(おつとめは日常勤行ですが、海外向けに説明は英語で行ないます)
    ([A]と[B]の内容はほぼ同じです)
お寺のGoogleカレンダーを確認

(2050/01/01)
掲載紙のご紹介

10月号の『浄土宗新聞』と『中外日報』(宗教専門誌)で、住職の英訳おつとめ本(別途2024/1/13の本欄で告知済み)がそれぞれ紹介されました。
また、10月には『中外日報』紙の「随想随筆」欄(毎金曜日掲載)でも住職のエッセイが一ヶ月間連載されます。ご関心のある方は各紙Webサイトなどでご覧下さい。なお、『浄土宗新聞』は当庵でもお配りしています。ご希望の方はお越しの節にお声掛け下さい

(2024/10/01)
友引カレンダー(2025年/令和7年版)icsができました

毎年恒例、友引のicsカレンダーデータファイルを作りました(主にお寺さん向け)。ご自由にお使い下さい。今すぐダウンロード→ icsファイル
(エラーが出るなどお気づきの点がありましたら、下のお問い合わせフォーム等からどうぞお知らせ下さい)

(2024/09/08)
月刊『浄土』の住職連載「開教奮闘記」がwebでもお読みいただけます(更新)

法然上人鑽仰会(ほうねんしょうにんさんごうかい)出版の月刊誌『浄土』(編集長・村田洋一師)の当庵住職の連載「開教奮闘記」が月刊誌ウェブサイトのアーカイブでもお読みいただけます。(連載は終了しました。)
法然上人鑽仰会の「月刊誌『浄土』アーカイブ」メニューからは6ヶ月程度前までの冊子すべてをご覧いただけます。
また、こちらの林海庵ウェブサイトにも住職の執筆部分の抜き刷りを掲載していますが、第8回以降を追加しました。Downloadsのメニューからどうぞご覧下さい。(随時更新。あと少し)

(2024/08/11)
日本にお住まいの海外の方で浄土宗に関心がおありの方へ
For those who live in Japan and are interested in Jodo Shu

林海庵では、東京やその近辺にお住まいで浄土宗や法然上人の教えに関心を持つ方を歓迎しています。
At Rinkaian Temple, we welcome people who live in or around Tokyo and are interested in the teachings of Jodo Shu and Honen Shonin.

日本語のわかる方は、毎月寺で行っているお念仏の会や写経会にご参加下さい。参加費は500円です。
If you understand Japanese, please join in the Nembutsu gathering (4th Sat.) and Sutra Copying session (2nd Wed.) held every month at the temple. (Participation fee is 500 yen.)

またオンラインのmonthly Live OTSUTOMEは英語で行っています。こちらは無料で参加できます。
Moreover, another monthly event called "Live OTSUTOME" is held online in English. You can participate for free. (See also https://www.rinkaian.jp/e/.)

これらの行事とは別に、浄土宗僧侶と面談したい方や、お寺に来てみたい方は、メールでご連絡下さい。
Besides, if you want to talk with Jodo Shu priests or come to the temple, please contact us by email.

(2024/03/02)
英語版のおつとめ本を上梓しました

このたび、Live OTSUTOMEに参加して下さっている欧米の方々のために、お経本(解説つき)の英語版を出版しました。
関心のある方はどうぞご購入下さい。また海外のお知り合いの方などおられましたらどうぞご案内下さい!(右のカバー写真は日本から購入の方向けのリンクですが、この他、米、英、独、仏、伊、西、蘭、加、豪、ポーランド、スウェーデンのAmazonでご購入いただけます)

(2024/01/13)
ネット経由のご法事承ります

 法事をやりたいけれど、外出するのが心配/親戚の皆に来ていただくのが難しい、などのご事情で法事を行なうことができない方のために、林海庵ではインターネット配信型ご法事をお受けいたします。
 今までは、なかなかお寺に行くことができない海外の方向けに配信していましたが、昨今の事情を鑑み、国内の方からもご希望を承りたいと思います。
 ご自宅・お手元のパソコンやスマホで簡単にご覧になれるYouTubeの「限定配信」(動画のインターネットのアドレスを知っている人だけが見ることができる方式)を使って、林海庵の本堂でのおつとめをライブ配信します。アドレスをご親戚の方にお送りすれば皆で見ていただくことができます。画面を見ながらチャットもできます。
 詳細は、「お問い合わせ」のページから、またはメール、お電話でお問い合わせ下さい。

(2020/04/01)
動画での法話や解説などもあります

林海庵制作のオススメ動画をピックアップしました。このほか、YouTubeの林海庵チャンネルではさまざまな法話やおつとめの動画をご紹介しています。ぜひ一度ご覧下さい

・動画例「おうちで浄土宗のおつとめ」

(2018/02/11)
東京多摩在住の貴寺院檀信徒様のご法務を代行します

全国の浄土宗ご寺院の皆さまへご案内いたします。
東京多摩地区(ないしその近辺)にお住まいの貴寺院檀信徒様のご法務を、当庵にて代行いたします。詳しくは
(PCの方)「林海庵概要」のページの「全国の浄土宗ご寺院の皆さまへ」の項
(モバイルの方)「全国の浄土宗ご寺院の皆さまへ」のページ
をご高覧下さい

(2017/08/08)
アーユスの機関紙に住職のインタビューが掲載されました

アーユス(アーユス仏教国際協力ネットワーク)は仏教系の社会貢献NPOで、林海庵もご縁をいただいて微力ながら応援しています。
アーユスが発行している冊子の2017年5月発行号に前住職のインタビューが掲載されました。インタビュアーはアーユスのスタッフの三村紀美子さんです。
紙面の一部をこちらにも掲載します。「アーユス住職インタビュー」をぜひご覧下さい!(いきなり顔写真でちょっとビックリさせてしまいますが…)
※アーユスのウェブサイトへのリンクです:アーユス仏教国際協力ネットワーク

(2017/06/09)
■ひとことメッセージ・ご質問などどうぞ(枠内でスクロールします)
■コ ラ ム
(過去のコラムはこちら→

《ある男の物語》New!

笠原 泰淳 記(令和7年1月)

 明けましておめでとうございます。
 本年が皆さまにとって、平和で幸多き年でありますようにご祈念申し上げます。

 一つの物語をご紹介しましょう。

 ある男が、この世の長い間のつとめを終えて、彼岸の世界へと旅立ちました。
 長い間、と言いましたが、振り返ってみると、あっという間に過ぎ去ったようにも思えます。
 男が道を進んでゆくと、あちら側の世界が近づいてくるのが何となく分かりました。
「一体どのようなところに行くのだろう。」
 男の胸の内は、不安とそして好奇心が相半ばしていました。

 さて、入り口らしきところにたどり着きました。ふと見ると、門番のような人がいます。
 どう挨拶して良いか分かりませんでしたが、とりあえず「こんにちは」と言いました。
「こんにちは。」
 挨拶が返ってきます。
「あなたは、これから死後の世界に入ってゆきます。」
 門番は続いて言いました。
「あなたは、どのような死に方をしたのですか。」
「どのような、と言われても…年を取って、病気になって、入院して…別に特別な死に方をしたわけではありませんが。」
「私がお尋ねしたのは、そういうことではありません。」
 門番の話が始まりました。

「さまざまな生き方があるのと同じように、さまざまな逝き方、つまり死に方があります。
 話を分かりやすくするために、3種類の死に方、3人の人の死についてお話ししましょう。

 第一番目は、人生についての深い理解に達した人の死です。
 彼の人は、人生を充分に生ききりました。生命のエッセンスに触れ、そこから得られる深い経験を存分に味わいました。もはや、何の悔いもありません。また生まれ変わってきて、今度はこういう人生を生きてやろう、という望みもありません。
 もはや心はこちらの世界、あちらから言えば『彼岸の世界』に向いています。
『この人生で経験すべきことはすでに経験した。苦しいこともあったが、たくさんの出会いと悦び、深い学びを得ることができた。それは素晴らしい人生だった。これから先には、どのような素晴らしい世界が待っているのだろうか。』
 彼の人は、穏やかな心持ちで彼岸の世界に心を寄せます。
 彼の人にとって、肉体はもはや大事なものではありません。それはこれまで充分に働いてくれましたが、今や重荷となっています。肉体が衰え、自然な死を迎えることは、重荷から解き放たれることを意味します。それが、彼の人にとっての『死』なのです。

 第二番目の死に方は…人生に翻弄され続けてきた人の死です。彼にとっては、人生は暗闇のようであり、また闘いの連続でした。目の前のことを追いかけ続けてきたので、ゆっくりと自分のことを考えたり、人生の貴重さについて思いを廻らせたりする暇など、持つことはありませんでした。
 彼が考えていたのは、
 いかにして欲しいものを手に入れるか。
 いかにして嫌なことから逃げるか。
 それがすべてでした。こうしたことはみな、自分の身体が元気であることが前提でしたので、その身体が働きを止める、というのが自分にとって一体どういうことなのか、それをどう考えたら良いのか、まったく分かりません。理解を超えた巨大な暗闇が、自分に襲いかかってくる─それが彼にとっての『死』でした。

 さて、第三番目の人です。
 この人は、仏さまに触れています。ときどきお寺に足を運んで、仏さまに手を合わせます。
 といっても、第一番目の人のように、人生についての深い理解に達して、肉体の死でさえも歓迎する、というところまではいきません。なかなかそこまでは達観できません。
 また、第二番目の人が思うように、死は『真っ暗で恐ろしいもの』というほどでもないかも知れない、と感じています。
 そのときがくれば、そのときのこと。
『お念仏を称えていれば、光り輝く仏の世界に導いて頂ける』という教えを聞くと、『そんなものかしら』と思って、勧められるままにお念仏を称えます。
 難しい理屈はよく分かりませんが、『あまり欲を出さず、足ることを知りなさい』
 という教えを聞けば、『ああ、その通りだなあ』と思い、
『人さまを傷つけたり、嫌な思いをさせないように』と言われれば、素直に『できるならば、そうありたいものだ』と願います。
 死のことはよく分かりませんが、お念仏をおつとめすると気持ちが開けて、良い感じがします。
 このような人が迎えるのが、三番目の死です。

 さて、もう一度尋ねましょう。
あなたは、どのような死に方をしたのですか。」

 男は考えました。
「自分は一番目の人のように悟りを開いているわけではないし…。かといって、二番目の人のようでもないなあ。そりゃあ、若いときには日々の暮らしのことで精一杯だったけど、年を取ってからは少し気持ちにゆとりもできたし、お念仏も多少は称えたしなあ。三番目の人が近いかなあ。」
 そして、こう答えました。
「はい。三番目の人が私に近いように思います。でもよく考えると、私にもずるいところや、計算高いところがあるので、三番目の人ほど素直じゃありません。また、傷つけると分かっているのに、人にひどい言葉を言ったこともあります。」

 門番は少し考えてから、こう言いました。
「宜しい。あなたは正直です。正直に自分を振り返ることができる人は、仏の世界に招待されます。仏の世界では、あなたに新しい道が開けています。あなたは歓びと愛をもって、その道を歩んでゆくのです。さあ、進みなさい。」

 そして、門番は男の名前を呼びました。
「えっ」
 歩みかけた男は、思わず門番の方を振り返ります。
 その名前は、彼の本名ではなく、彼が幼いときに特別に仲が良かった友達がつけた呼び名だったのです。それは、二人しか知らない名前でした。

「君はもしや…?」
 帽子のつばの奥を覗き込むと、そこにはニッコリとした笑顔がありました。それは、あの友達ではありませんでした。

 帽子の奥にある門番の顔─それは、彼自身だったのです。☸


■当庵の概要
  • 林海庵は、浄土宗の開教施策に基づいて多摩地区(※)に新設された小さなお寺です。
    (浄土宗サイトの寺院紹介 http://otera.jodo.or.jp/temple/13-445/

  • 住職・笠原 泰淳 (かさはら たいじゅん)を始め、各スタッフが皆さまをサポートします。仏教情報センターのテレフォン相談員ほか、いずれもさまざまなご相談をお受けする訓練や経験を経ています。

  • 仏さまに手を合わせる心を、何よりも大切にします。

  • 葬儀や法事のほか、お盆のお経や仏壇の開眼だけお願いしたい、という方も歓迎します。

  • 悩み相談や仏教についてのご質問もどうぞ。(ご相談については宗派・宗教・無宗教を問いません。秘密厳守します。)

    (※) 当庵は東京都多摩市にあります。近隣の八王子市・町田市・日野市・立川市・国立市・国分寺市・府中市・稲城市・調布市・狛江市・川崎市(麻生区・多摩区)等にも出向きますので、お気軽にご相談下さい。

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■更新情報  ~サイト管理人より~
  • 2025/01/01... 更新情報の更新が滞っていますが。新年ということで更新しております。今年もどうぞよろしくお願いいたします
    ・今年は、軍艦島みたいになってしまったサイトをなんとかしたいものです...
  • 2024/11/26... 前回の行事の記録と、次回の行事のご案内を掲載しました
    ・11月のLive OTSUTOMEの日付の月の部分が11月であるべきところ、10月となっていました(日は正しかったのですが)。全くもって不注意です。大変失礼しました
  • 2024/11/05... 行事の報告や、11月の案内を掲載しました。遅くなりました m(_ _)m
  • 2024/10/05... コラムを更新しました
  • 2024/10/01... 行事の記録、お知らせを更新しました。
    ・お念仏の会のお歌の伴奏、毎月自分なりにアレンジするわけですが、先月の「サザエさん」は、唱歌と違ってビートの効いたバックバンドの演奏を再現するのが難しかったです。ホーンセクションのメロディーも印象的。参加者から「楽しかった〜」とお声をいただいて嬉しかったです
  • 2024/09/03... コラムを更新しました。また行事のお知らせなども更新しました
  • 2024/07/31... 行事のお知らせなど更新しました
    ・お念仏の会では、参加者の体調を最も優先します。無理なく楽しい会にいたしましょう!
  • 2024/07/30... ●ご寄付のお礼…7/22にビットコインでの送金を受領しました。貴重なご寄付をいただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。大切に使わせていただきます。もしお差し支えなければ、お名前、ご連絡先をwebmaster[アットマーク]rinkaian.jpまで(またはお問い合わせフォーム、電話などいずれでも結構です)お知らせ下さいますよう、お願い申し上げます。合掌
  • 2024/06/25... 行事のお知らせなど更新しました
    ・ここの更新情報を整理して更新記録のページに移しました
  • 2024/06/13... 月の半ばではありますが、コラムを更新しました。あと「お知らせや日々〜」の部分も少し整理
  • 2024/05/01... 行事のお知らせなどを更新しました
  • 2024/03/02... 行事のお知らせを更新しました
    ・新たに、日本在住の海外の方々向けの告知を掲載してみました。お知り合いでお寺に来てみたい、お念仏やお寺を体験してみたいと思われている方をご存知でしたら、どうぞ当庵をご紹介下さい。大歓迎です
  • 2024/02/01... コラムを更新しました(まるでずっとお正月気分... みたいでした)
  • 2024/01/30... 行事のお知らせ等を更新しました
  • 2024/01/13... 大変な苦労の末、おつとめ本の出版に漕ぎ着けることができました。いろいろな選択肢があった中、結局Microsoft Wordで原稿及びカバーの版下を作成し、そのままKindle Direct Publishingにアップロード。自力です。
    (「大変な苦労」とは、ヘッダの継承関係が壊れてヘッダ/フッタの内容を編集しようとするとWordがフリーズしたり、最後までフォントが決まらなかったり、サムインデックスの文字が枠内に収まらずに何度もKDPにダメ出しされたり、主にそんなことです)
  • 2024/01/01... あけましておめでとうございます。コラムをアップしました
    ・修正会の準備もできました。皆さんの初詣をお待ちしております
  • 2023/12/31... これより前の更新情報は「サイト更新記録」のページにまとめました