2016.11
「仏教で学ぶわが人生」を開講します
仏教を学ぼうとする場合、一番手っ取り早いのは本を読むことです。私もこれまでたくさんの仏教書を読んできました。面白そうな本は購入したり図書館で借りてきたり…仏教辞典はいつも手元に置いてあります。
そして、専門の先生(あるいは僧侶)の講義や法話を聴くという方法があります。単なる仏教に関する知識だけではなく、その先生の体験談や人柄、熱意など、その場でなければ受け取ることができないものを学ぶことができます。
また寺院や研修施設などで、実際に修行体験を通じて学ぶこともできるでしょう。いわゆる座学に比べ、体感を通じて得られるものにはまた格別のものがあります。
さて、私がここで皆さんに提案したいのは、「仏教を学ぶ」というよりも「仏教を通じて自分を学ぶ」「自分の人生について洞察を深める」ということなのです。いくら知識を身につけても、あるいはいくら寺院で体験を積んでも、ふだんの生活に戻れば元の木阿弥というのでは意味がありません。実人生とは別のところで「知識のコレクション」の一つとして仏教を学ぶのではなく、自分の人生や生き方と関連付けて初めて仏教の教えが生かされます。また仏教修行の大事な要素は「自問自答」です。自問自答力を鍛えてゆけば、単なる知識を越えた生きる力につながってゆくことでしょう。
この「自問自答力」を鍛え、仏教を通じてご自身の人生についての洞察を深めるお手伝いができるように、この度「仏教で学ぶわが人生」を開講します。
- 対 象 仏教(あるいは浄土宗の教え)を通じて、自分の人生を新たな目で眺めてみたいという方。仏教と自分の人生を結びつけて考えてみたい方。僧俗を問いません。
- 期 間 不定。
- 進め方 メールのやりとりによるレポート提出。課題は個々の受講者に与えられます。通学の必要はありません。
- 受講料 無料。(浄財については任意。送金先はご寄付のページをご覧ください。)
上記のように、こちらから「課題を与える」という枠組みをとりますが、主役は受講者である皆さんであり、私自身も学ぶ立場です。
ともに学び、ともに仏道を歩んで参りましょう。
受講ご希望の方、あるいはご質問は、お問い合わせページからどうぞ。◆